本当は、XXXスズメダイ呼ぶのですが、ここではXXXスズメと呼ばせていただきます。


この仲間は非常に種類が多く、どこの海でもかなり多くの数が見られ、しかも種類も多いためここではとても全部紹介できません。ここではこの仲間のいくつかの特徴の有る種類のを説明いたします。

どれも成長が早く半年で成魚になります。


ルリスズメ 0.8cm

沖縄のようなサンゴ礁の浅瀬で最もよく見かける数匹のコバルトブルーに輝く魚、それは誰でも一度はその美しさに驚くはずです。

5、6月の沖縄の海は本当に小さい、けれど親と同じに光輝くブルーの稚魚達がどこでも見られます。

捕まえようとして手を出すとさっと岩影に隠れ、手の届くような浅瀬にいても簡単には捕まえられません。しかし、またすぐに出てくる可愛らしい子供達です。

リーフ内の浅瀬にいるためか、稚魚は黒潮にのって日本の太平洋岸にはやってくることは少ないようで、私は未だ見たことがありません。

成魚のオスは日ヒレも青くなり堂々としています。


シリキルリスズメ 2cm

エダサンゴには、ルリスズメより少し小さく、幅の広い尾の黄色いシリキルリスズメがいます。

性質はスズメダイとしてはおとなしいく決して縄張りのサンゴから離れることがなく警戒心も強くすぐに隠れてしまいます。数も少ない種類です。



ソラスズメ 1cm

日本の沿岸の岩礁地帯や、港などで目の覚めるような輝くブルーの魚が群れていたらこの魚です。

8月にはその稚魚も生まれ、成魚より黄色の部分が多く輝く色でにぎやかになります。

水槽で飼うと、その輝きもなくなり、青黒い色の普通の魚になります。できれば捕まえないで自然のままそっとしておいてあげてください。


ネズスズメ 1.5cm

この魚も太平洋岸の潮ダマリで9月から10月頃よく見られ、眼の上の光る青いスジで解ります。

すぐに大きくなり輝くスジもなくなってくすんだ薄いブルーがかかった灰色の地味な体色になってしまいます。



ミヤコキセンスズメ 1.5cm

この魚も太平洋岸の潮ダマリで9月から10月頃よく見られ、黄色の体色に眼から尾に向かう光る青筋ですぐに解ります。この魚も成長が早くすぐに成魚の模様になりますが、変身の過程が非常におもしろい魚です。



オレンジ・ダムセル 2cm

この魚は日本にはいませんが、幼魚期に目立つ目玉模様がある代表的な魚です。

この目玉模様は外敵の目を欺くためのようですが、前後が反対になって見えるのと、もっと大きい魚に見えるのがその理由のようです。



ヒレナガスズメ 2.5cm

大型のスズメダイには成魚と幼魚で模様が極端に変わるものが多く、クロスズメダイとともにその代表選手です。

成魚は地味な黄色っぽい灰色です。成長は小型のスズメダイほど早くはありません。



成長と色彩変化、ミヤコキセンスズメ


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