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あまり知られていなく、本土から見れば辺境という印象の石垣島ですが、実際に住んでみれば決してそういった感じはありません。特に最近は便利になりました。中でも国道沿いの空港入り口付近は、騒音のため空き地も多かったためか、駐車場完備の大型店舗がたくさんできてとても便利です。

スーパーは食料品・日用雑貨・衣類のサンエー、食品スーパーではイオン系のMaxvalu、地元のかねひで
ショッピングセンターはイオンタウンやいまがあります。

食料品で、本土から来るものはやや高めなのは仕方がないですが、海産物などは九州や北海道などから空輸され結構新鮮です。
また産地であるためこちらでとれる海産物は安く量も多く、本土では食べられないサンゴ礁の魚(写真右)もあります。
5〜9月はマグロ・カツオの捕れる時期でとても新鮮で安いものが店頭に並びます。

反面野菜はかなり高いようですが、本土から来るものは仕方がないかなと思います。(写真右)
ゴーヤなどの島野菜は自家菜園で作られたり、郊外の売店などで安く買うことができます。ただ、台風の後などはとれなくなるので値段が上がります。

スーパーの営業時間は長く、夜10時までは常識で、24時間営業のスーパーもあり、いかにここが夜型社会かが解ります。
食品以外は生活雑貨以外は手に入りにくいものが多いのが現状です。
例えばパソコンなど通販に頼らねばなりません。(その方が安い)

最近できたイオンタウンやいま(写真左)では、食品スーパーのMaxValu(24時間営業)を中心に、ドラッグ・大型の書店もあり、ゆったりワンフロアーのダイソーもあります。近くにホームセンター メイクマンがあり、この付近でまとめて買い物ができます。

コンビニもHOTSPAが市街地に十数店ありますが、郊外に出ると全くありません。

日曜には休んでしまう店もあり、まだ都会化されてない部分もあります。

石垣島での衣類は夏物が基本で、外出するのにあまりおしゃれをする必要も無いので、気楽ですし費用もかかりません。従ってブティック等ほとんどありません。4月から11月までは半袖で暮らせますが、12月から3月までは天気の悪い日が多く風も強くて冷たいので本土の秋程度の服装も必要です。反面この季節はこちらではオシャレのできる季節となります。
石垣島にもレンタルビデオ・本のツタヤがあります。大型のロードサイドのパチンコ店も3軒あり人気です。

図書館・市民会館は素晴らしく立派な建物で、内容も充実しています。

公園はバンナ公園をはじめ町から車で10分ほどで素晴らしい自然環境の広大な公園があります。
釣りやオートキャンプ等のアウトドアーも盛んで、町から車で20分も走るとそこは自然のまっただ中で、人も少なくゆったりと楽しめます。

石垣島には観光都市だけあって郷土料理の店や石垣牛の焼き肉店もたくさんあります。中華料理屋も多く、台湾の方の調理する本格的な中華料理が安く手軽に食べられます。やはり台湾に近いのだなと実感してしまいます。
反面、都会ではどこにでもある洋食の美味しい洒落たレストランはあまりなく、雰囲気を味わうのにはホテルのレストランに行くくらいしかありません。
和食は大型レストランの和風亭がサンエーの隣にできました。回転寿司はありませんし、日本そばやうどんの店もほとんどありません。
モスバーガー、マクドナルド、ミスタードーナッツなど進出してきました。
町は東西4km、南北1kmほどなので自転車で十分な距離です。しかしここも車社会でほとんどの人が車で移動します。もっとも夏は暑いし、強烈な直射日光をまともに浴びたくないという原因はありますが。
自動車は海に近く潮風が強いのと、洗車等の手入れをあまりしないので、すぐに錆びてしまいます。従って新車が少なく、中古車市場が大きいようです。町の中は時速30km走行が基本で広い道路でも40kmで、皆それを守っています。渋滞とは無縁で何かの行事でもない限りいつも流れています。
郊外に出ると信号もなく安定して50〜60km走行が可能で、車通りも少なく夜などバックミラーがずっと真っ黒のままなのは不気味な感じです。ここで時速70kmを出している人は、スピード狂だと言われてしまいます。

石垣島には大学が無く、高校は八重山高校、商工(商業・工業)、農校(農林高校)があります。就職は本土或いは本島でする人が多いのが現状で、これは多くの地方都市が抱える問題と共通します。しかし沖縄のすごい所は、やはり沖縄がよいと思いUターンしてくる人が多いことです。

従って左の人口ピラミッドにあるように、18歳以下と35歳以上の人が多くなってしまいます。
その為町は若者中心のブティックや娯楽設備が少なく静かで落ちついています。

沖縄独特の姓名が多く、この姓はどこそこの出身と解ります。
多い姓をあげると、比嘉(ひが)、金城(きんじょう)、大城(おおしろ)、宮城(みやぎ)、新垣(あらがき)、平良(たいら)石垣(いしがき)等です。
また同じ姓が多いため名前で呼ぶのが普通です。我々ナイチャーにとってはどうしてもこの名前で呼ぶことが難しく、また覚えにくいのですが、良く考えれば欧米でも名前で呼ぶのが親愛の情ですので、こちらの方が正しいのだと思います。

時間感覚は都会とはまるで違い、全てがゆっくりといい加減にすぎていき、催促しない限り(催促しても)全くなにも進んでいないと言ったことは日常茶飯事です。
暑さのせいかゆとりを持った時間設定にするようで、集合時間に30分遅れたとか、約束してたのに行かなかった、催促しても良いのは返事だけ、といった感じで何事にも忍耐が必要です。遅刻しても責められないのは嬉しいことなのですが・・・・。

5〜10月は暑い日が多いので炎天下の仕事は大変です。こちらの人は暑さに強く、汗腺が少ないのかあまり汗をかかないようです。
また夜型社会で、特に風のない夏の日など、暑さで昼間には全く何もできず、特に外に出るには日除けを万全にしないと大変なことになります。昼は寝て5時頃から活動をし始めるのが正解で、子供達もその影響で夜ふかしが常識化しています。

市街地ではどの携帯電話もほとんどが通じるようですが、石垣全島でとなるとドコモとau、最近ソフトバンクも頑張っています。
また、竹富島などの離島もドコモとau以外は要注意です。
ADSLは市街地と川平方面で利用できます。光ファイバーもひかれましたが、未だそれほど普及していません。
北部地域は逆に石垣ケーブルテレビの光しかありません。でも安定して10Mbpsほどでるので快適です。
モジュラージャックのある公衆電話(灰色のもの)はホテル日航のロビーにあるものと、市民会館の前の電話ボックスが使いやすいです。パソコンでメールチェックしたい人はどうぞ。