2011年 4ヶ字 平得 大浜 白保
開催日 7月18日 7月23日 7月10日 7月28日
場所 宮島御嶽 平得公民館前 大浜小学校前 嘉手刈御嶽
こちらは農業の豊作を祈る祭りで、八重山のあちこちで行われます。運良く日程があったなら是非行ってみてください。石垣島では街(4ヵ字)・平得・大浜・白保・宮良・等で行われますが、石垣島で一番農業の盛んな白保の豊年祭は、とても力が入っていて見応えがあります。
ここでは白保の豊年祭を紹介します。夕方17:30頃から白保の嘉手苅嶽の前に続々と人が集まりいよいよ豊年祭の開幕です。

まず旗頭の奉納(写真左)があり、来賓の挨拶、乾杯、太鼓奉納と続きます。
ミルクの神様の登場(写真右)
ミルクの語源は弥勒菩薩と言われているそうですが、八重山では五穀豊穣と幸福をもたらす神様として崇められています。

ここからは白保独自の伝統行事でイネの一生の物語、稲作の各過程を白保の各班が分担して毎年違った演出で演じていきます。

まず田圃の草刈りと、田打ち、クワの踊り
その後は、種蒔きと続きます。
水牛まで登場して場内は笑いで包まれます。
田植えの踊り(写真左)、除虫の踊り(写真右)と続き、老若男女一体となって八重山民謡にのせて演じられていきます。

脱穀(写真下・中央)、行列は延々と続きます。面白おかしい仮装の人もいて、普段、村で顔見知りの人が演じるので、爆笑の渦に包まれます。各班が競って演出を考えるのでとても面白いし、どの班もそれぞれ上手な音楽担当もそろっていて、踊りの質の高さと共に、いかに白保部落の人が芸達者か分かります。

精米された米を運ぶ車
子供でも大人顔負けの演技で会場を盛り上げていきます。

果ては野ネズミ駆除の薬をまくヘリコプターが飛びだします。
これも人気のある出し物の一つで、高いところから観客に餅をまくので、それを取ろうとして場内は騒然となります。

イネの一生が終わると夕闇に包まれた広場は、村の人、観光客によるガーリという踊りの輪に包まれていきます。クライマックスはツナミヌンといわれる行事で、他の豊年祭では東西の組から選ばれた大将の剣と長刀の一騎打ちです。白保のものは奉納の儀式さけです。
それが終わるとすぐ村を東西にわけた大綱引きの決戦で終わります。
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